ストレスと食事
- 2024年1月18日
- むこ栄養だより
現代はストレス社会と言われていますが、ストレスと食欲との間には様々なホルモンが関係しています。ストレスがたまると人は交感神経が優位になり、またストレスホルモン「コルチゾール」が分泌されます。すると幸せホルモンであり、食欲を抑える「セロトニン」が減少してしまうのです。他にも関与するホルモンはありますが、それほどお腹がすいていなくても甘いお菓子やポテトチップスを食べたくのはこれら脳内のホルモンバランスの分泌が乱れていると言えるでしょう。
とは言え、人は一定のパターンで行動することでホルモンの分泌バランスが良くなることも分かっています。例えば、早寝早起きや規則正しい食事、運動などがそれに当てはまります。
個々の生活を踏まえると難しい部分もあるかもしれませんが、ストレス太りを防ぐにはまずは「脳を休める時間」を作ることです。そして可能な限り日常生活を見直すことで脳内ホルモンの分泌バランスは整います。
間食はナッツ類を少量とる等がお勧めです。ナッツは抗酸化力もですが、抗糖化力もあると言われているのでダイエット中の方にも良いですよ。
自己流で食事制限をすると食欲抑制ホルモンが出にくくなり、ドカ食いをしてしまう方もおられるので、まずは焦らず、ご自身のストレスと向き合いながらゆっくり進めていくことをお勧めします。
それでもお辛いときは、まずは当院へご相談下さい。「栄養相談」でもご相談承ります。