漢方|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

〒664-0873兵庫県伊丹市野間4丁目5番21号
072-768-7560
ネット予約
ヘッダー画像

漢方

漢方|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

漢方外来について

漢方

「疲れやすい」「肩こりがつらい」「おなかの調子が悪い」、このような症状は西洋医学ではなかなか改善することができません。東洋医学では、日々の生活習慣やストレスなどで体と心のバランスが乱れている可能性を考え、その時々の状態にあった漢方薬を処方します。漢方薬は植物の葉、根、茎、果実などの複数の生薬を組み合わせて構成されており、人工的に合成された化学物質は含んでいません。体調に関して日頃お悩みの方はお気軽にご相談ください。

漢方薬の適応となる主な症状

西洋医学的な治療だけではコントロールできない症状

  • 片頭痛、腰痛、関節痛などの痛み
  • 皮膚のかゆみ、皮膚の乾燥、アトピー性皮膚炎
  • めまい、耳鳴り、のどの違和感
  • 胸のつかえ、動悸
  • むくみ、しびれ、こむらがえり
  • 腹痛症、便秘
  • 不眠、うつ

女性特有の症状

  • 月経前症候群
  • 更年期障害
  • 冷え性

体質改善

  • 風邪をひきやすい
  • 肩こりがひどい
  • 疲れやすい

その他

  • がんに対する補助療法

急に起こる胸痛(狭心症、心筋梗塞など)、麻痺(脳梗塞、脳出血など)、腹痛(虫垂炎、腸閉塞、細菌感染による食中毒など)は西洋医学的な検査や治療が必須で、漢方薬の対象にはなりません。あらかじめご承知おきください。

四診(ししん)による診察

治療の基本として用いられる四診(ししん)は、五感を駆使して行う漢方独特の診断法です。四診には、望診、問診、聞診、切診があります。四診によって得られた情報をもとに適切な漢方薬を選択します。

望診

体格、動作、顔色、皮膚、舌など体全体を診察して漢方の見方で解釈します。なかでも舌診は漢方診療において有用で、舌の形状や色、苔の色や厚さを観察します。

問診

主訴や自覚症状、病歴、家族歴を確認する点では西洋医学と共通しますが、食欲、排便、睡眠、汗、口の渇き、月経の状態、冷えやのぼせ、季節や時間帯による症状の変化など、いくつかの漢方治療に必要な項目を確認し、全身状態を把握します。

聞診

聴覚と嗅覚を使った診察で、声の調子や呼吸音、咳の音、お腹の鳴る音などを観察します。分泌物や口臭の有無などが参考になる場合もあります。

切診

直接手で触れて診断することで、西洋医学でいう触診を意味します。切診で特に重要となるのは脈診と腹診です。脈診は両手首の動脈に指をあてて、脈の速さや力を確認します。腹診はお腹に触れて腹部を診ることで、抵抗感(押した時の押し返す力など)や圧痛点(押した時に痛む部分)などを確認します。

証(しょう)にもとづく治療

「証」は、患者様の体質や病気・症状、心と体の状態を表し、これらは独特な見方で分類することができます。そのパターンに応じた漢方薬を適切に使用することで、治療効果を高めます。「証」の評価には「気血水」などを用います。

気血水

「気」とは形のないエネルギーで、体を動かし、温め、守る働きがあります。元気の気と考えると分かりやすいでしょう。この元気が不足している状態を「気虚(ききょ)」と言い、ストレスが溜まって悪影響を及ぼしている状態を「気滞(きたい)」と言います。 「血」は体を滋養する働きがあります。この働きが低下すると、動悸、疲れやすい、目の下にクマができやすい、貧血のような症状などが現れることがあります。「血液」の概念とは異なります。体の栄養が足りていない状態を「血虚(けっきょ)」と言い、栄養が体のどこかで滞っている状態を「瘀血(おけつ)」と言います。 「水」とは水の要素であり、体に潤いが足りていない状態を「陰虚(いんきょ)」と言います。体の水が滞る状態を水滞(すいたい)とい言い、めまい、体が重い、顔や足などのむくみ、のどが渇きやすい、多汗などの症状と関係します。

五行の物差しで分かる体質

五行とは、自然界の森羅万象を「木」「火」「土」「金」「水」の5つに分類した哲学ですが、漢方では人間を自然界の一部と捉えていることもあり、人体にこの哲学を応用して体を大きく5つに分類しています。これが「五臓」という考え方です。五臓にはそれぞれ「肝」「心」「脾」「肺」「腎」という名が付けられていますが、漢方で考える臓器の働きは、現代医療の臓器そのものをみる見方とは異なります。簡単にいうと、体の機能や役割、臓腑や部位をざっくりと5つに分類した、というイメージです。例えば、「肝」は精神の活動を安定させる働きがあり、肝の機能が低下すると、怒りやすくなったり、不安などの症状が出やすくなったりすると考えられています。 漢方の五臓には主に下記のような働きがあり、これらを確認することで、その人の体質や傾向が分かります。

  • 肝:精神安定・感情のコントロール、循環・代謝・発散・排泄・解毒などのコントロール、血液の貯蔵、筋緊張の調節など
  • 心:脳(大脳皮質・高次中枢)や精神活動のコントロール、睡眠リズム、血液循環と拍動のコントロールなど
  • 脾:消化吸収のコントロール、気の生成など
  • 肺:呼吸のコントロール、水分の循環のコントロール、皮膚機能と防衛機能など
  • 腎:生殖や成長発育、老化のコントロール、水分代謝の調節、骨と歯の維持、耳の働きなど