花粉症対策ができる!漢方薬のチカラ|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

〒664-0873兵庫県伊丹市野間4丁目5番21号
072-768-7560
ネット予約
ヘッダー画像

ブログ

花粉症対策ができる!漢方薬のチカラ|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

花粉症対策ができる!漢方薬のチカラ

毎年の花粉症、鼻水や鼻づまりは辛いけど花粉症の薬を飲むと眠くなってしまう…。そのような悩みをお持ちの方に必見、今年は漢方を試してみてはいかがでしょう?

実は花粉症対策には漢方が有効で、さまざまな症状に対する漢方薬があります。漢方薬は副作用も少なく、また眠くなる成分も入っていないため、仕事や勉強、車の運転にも支障が出ないのがポイントです。また、これらの特徴から予防的に飲むこともできるので、体質改善効果も期待できます。

大切なのは症状のタイプに合わせた漢方薬を見極めることです。

当院にご相談の際はいつでも、あなたの体質に見合った最適な漢方治療を提案いたしますが、ここでは読者にも必見!代表的な花粉症対策の漢方薬を紹介しますね。

「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」タイプ

くしゃみが何度もでる、水のような透明な鼻水がとまらない、このような症状には小青竜湯がピッタリです。冷えた鼻を温めることで水分循環を良くし、鼻炎症状の改善につなげます。鼻がムズムズしてきた、くしゃみが出始めたといった早めの時期から飲み始めると効果的です。症状が悪化する前の対策として試してみてくださいね。

「葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」タイプ

無色から白色の少し粘り気のある鼻水や鼻詰まりが辛い方で、鼻炎症状がお風呂など体が温まると楽になる、このような症状には「葛根湯加川芎辛夷」です。風邪薬でも知られている葛根湯に鼻詰まりを改善する生薬が加わることで、体を温めながら症状改善に導きます。鼻詰まりから更に慢性化するとネバネバした黄色い鼻水に変わってくるのですが、そうなる前に症状を改善することが大切です。

「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」タイプ

ネバネバした黄色い鼻水、鼻詰まりで鼻水が出ない、頭が重い、これらは鼻炎が慢性化しているサインです。このように鼻に余分な熱がこもりはじめ炎症を伴うときは荊芥連翹湯で、鼻の粘膜の炎症である「熱」を冷やして症状を改善します。ただし、この状態を放置すると更に炎症が進み、慢性鼻炎や蓄膿症(副鼻腔炎)に進行してしまうこともありますので、その前に適切な治療が必要です。

このように、花粉症対策は早め早めで症状を予防することが大切です。当院では従来の抗アレルギー薬、点鼻薬、点眼薬はもちろんのこと、そこに漢方薬を適切に組み合わせることで副作用をおさえながらそれぞれの薬のメリットをいかした治療を行っています。

花粉症対策に漢方薬をとりいれてみようかなとお考えの方はぜひ一度ご相談ください。