お酒との上手な付き合い方
- 2024年8月26日
- むこ栄養だより
台風の季節になり、ようやく暑さも和らいでくれると良いですね。
今日はお酒との付き合い方についてお話ししたいと思います。アルコールは食事と違って「カロリー」という単位がなく、度数や種類も異なるため、「飲みすぎ」についてもピンと来られない方も多いのではないでしょうか。そこでお酒も食事同様「ドリンク」という共通の単位を作って、自身が「飲める量」を確認してみてはいかがでしょう?
純アルコール量が10gにつき「1ドリンク」として換算するとわかりやすいです。純アルコール量についてはアルコール缶の裏に記載されているものもありますが次の式でも換算することができます。
飲料の量×度数×0.8(比重)=純アルコール量(g)
(例)ビール500ml(5%)の場合…
500×0.05×0.8=20gとなります。よって「2ドリンク」ですね。
厚生労働省が推奨する適度な飲酒は、健康男性で2ドリンク/日、
女性やお酒に弱い方、病気治療のいる方は半分の1ドリンク1/日です。
また週に2日は休肝日をもうけましょう。
大量飲酒は脳や肝臓に障害を与える他、高血圧、痛風、癌のリスクを高めることも報告されています。節度を守って飲酒できると良いですね。
詳しい話は当院、栄養相談(飲酒相談)でも承っております。お気軽にどうぞ。
ちなみにアルコールはお食事と一緒にたしなむよう、また多めの水分摂取を心がけることが大切です。
お酒自体は度数が高くなるとカロリーは低いものが多くなりますが、食欲増進効果もあるため、肥満や糖尿病などの疾患治療中の方も注意が必要です。
お酒と上手に付き合うことで、楽しく健康的な生活を送りましょう。