ビタミンD不足にご注意!|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

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ビタミンD不足にご注意!|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

ビタミンD不足にご注意!

雨が多い季節がやってきますね。とは言え、たまの晴れ間には暑さでめ入ってしまう方も多いのではないでしょうか?

最近、コロナ禍や生活習慣の変化、過度な紫外線対策や外出の機会が減ることによってビタミンD不足になる方が増えてきているのです。

そもそもビタミンDとは数あるビタミンの中でも脂溶性ビタミンの1つであり、カルシウムやリンの吸収には欠かせません。よって不足すると骨や歯が十分に作られずもろくなったり、免疫や代謝にも関わるので体調不良や様々な病気の原因にもなってしまいます。その他、近年ではビタミンDはうつ病などの精神の不安定さを解消させる効果や筋肉の増強効果、皮膚や脳の機能を助ける効果、認知症予防効果、メタボ予防効果、心臓血管疾患予防効果などもあります。

ビタミンDは食品からも摂取できますが、日光を浴びることで体内で生成することができます。

もちろん、大人も子供も紫外線対策は大切ですが、過度に対策をし過ぎるとビタミンD不足に陥ってしまうかもしれません。紫外線対策で大切なのは年間を通じて紫外線の強さを意識する」ことです。紫外線は5月から8月にかけて強くなり、緯度が低いほど紫外線量は多くなります。紫外線の多い日は特に気をつけるようにしましょう。

一方でビタミンD不足にならないためにも1日10分程度は日光浴を心がけるようにしましょう。どうしても日光浴ができない方はビタミンDの豊富な魚やキノコを摂るようにしましょう。(成人の一般的な食事からは1日5.5μg程度ビタミンDを摂取しているので、日光浴を出来ない場合は加えて約10μgのビタミンDを意識的に食事から摂取する必要があります。)

【ビタミンDの多い食品】

鰯の丸干し(1尾/30g)15μg、サンマ(1尾/正味100g)14.9μg、鮭(1切れ/80g)25.6μg、干し椎茸(2コ/6g)0.8μg、きくらげ(乾燥2枚/2g)1.7μg。

椎茸は食べる前に紫外線を当てるとよりビタミンDが増えます。ビタミンDは熱に強いので、焼く、茹でる、揚げるなどの調理を行ってもほとんど減少せず、様々な調理方法で楽しめます。