ペットボトル症候群にご注意!?|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

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ペットボトル症候群にご注意!?|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

ペットボトル症候群にご注意!?

梅雨が明け、連日うだるような暑さですね。熱中症対策にこまめな水分補給は欠かせませんが、ついつい清涼飲料水をがぶ飲みしてしまう…なんて方はおられませんか??

この時期、ペットボトル症候群(正式:清涼飲料水ケトーシス)にも注意が必要です。

ペットボトル症候群とは?

清涼飲料水には糖分がたくさん含まれているものが多く、そのような飲みものを一度に大量に体内に取り入れると高血糖になります。するとまた喉が渇いて清涼飲料水を飲むということを繰り返して、さらに高血糖となってしまい、最後には血糖をうまく細胞の中に取り込めなくなってしまい、ケトーシスを引き起こします。ケトーシスとは、ケトン体と呼ばれる代謝成分が血中に増加することで引き起こされ、腹痛や吐き気、嘔吐などの症状がみられるものです。(糖尿病と診断されていない方でも突然発症することがあります。)

具体的には以下の症状が現れることがあります。

・著しい喉の渇き・多尿・倦怠感・腹痛、嘔気・(重症の場合)意識障害、昏睡状態

清涼飲料水は350mlで120~160kcal程度で、体内への吸収が早い果糖などが中心といわれています。おいしいからといって飲みすぎるとすぐにカロリーオーバーとなってしまいます。(160kcalはご飯100g、おにぎり1個のカロリー相当です)

参考までに飲料に含まれる砂糖の量(角砂糖)をあげておきますね。

・スポーツドリンク500ml 約10個

・フレーバーウォーター 約9個

・フレーバー炭酸飲料(レモンなど) 約17個

・りんごジュース(100%)200ml 約8個

・野菜ジュース(野菜汁100%) 200ml 約6個

・黒酢ドリンク 65ml 約4個

・乳酸菌飲料 125ml 約4個

毎日1か月以上1.5Lの甘い飲料を飲み続けるとペットボトル症候群になるという報告があります。運動中の水分補給であればスポーツドリンクや経口補水液を薄めて摂取することもお勧めしますが、日常の水分補給であれば水かお茶で十分です。

こまめな水分補給をこころがけ、暑い夏を楽しく過ごしましょう。