春野菜と食物繊維
- 2025年4月22日
- むこ栄養だより
少しずつ暖かい日が増えてきましたね。
今日は春野菜と食物繊維のお話をしたいと思います。
春野菜には、新キャベツ、新玉ねぎ、新じゃが、菜の花、ふきのとうなど、食物繊維を多く含む食材が豊富に含まれています。
食物繊維には、血糖値の上昇抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などの効果が期待でき積極的に取り入れたい食材です。
また春野菜は、ビタミン、ミネラルも豊富で、疲労回復に効果的です。
春先に多い皮膚や粘膜のトラブルの解消、便秘予防にも役立ちます。
『ツナと春玉ねぎのチーズ焼き』 2人分
・ツナ缶 1缶
・新玉ねぎ 1個(200g)
・ピザチーズ 30g
・塩コショウ 少々
・マヨネーズ 大さじ2
・マスタード お好みで
・くし形に玉ねぎを切る
・600wレンジで3分加熱する
・その後ツナ缶とチーズを乗せトースターで4分加熱し完成
簡単にできますので是非お試しください。
春野菜ではありませんが、乾物でお安く常備できる切り干し大根も食物繊維が豊富でお勧めです。
乾燥させることで栄養価もアップします。
私が良く食べる切り干し大根は、水でざっと洗い流し柔らかくなったところにカニかまなどの
たんぱく質を混ぜ、だしつゆ・マヨネーズを加え食べる方法です。
歯ごたえがあり噛む回数も増えるため満腹中枢を刺激してくれます。
海藻類も食物繊維が多い食べ物で、わかめはとくに食卓に並びやすい食材ですよね。
簡単な食べ方としてはわかめの酢の物が暑くなってくるこの時期にピッタリです。
お酢が胃酸の働きを助けてくれ夏バテ予防になります。
きのこは食物繊維が豊富であることで有名です。
低カロリーで低脂質、糖質もほとんどないためお腹の満腹感を増加させてくれます。
きのこの簡単な調理法としては電子レンジで加熱がお勧めです。
加熱し火が通ったらポン酢とごま油をかけるだけであっという間に副菜が完成します。
寒暖差のあるこの時期に疲労回復効果のあるきのこを是非試してみて下さいね。
食物繊維のいいところは他の作用もたくさんあるということです。
①噛む回数が増えることで唾液がたくさん出て食べ物の消化・吸収を助け、虫歯を予防します
②糖質の吸収をゆるやかにし、血糖値の上昇を抑えます
③血液中のコレステロール値を抑える働きがあります
④腸内の善玉菌が増えることで、便秘解消に繋がります
一日25g程度食物繊維を摂取することで様々な生活習慣病のリスク低下に繋がることが厚生労働省でも発表されています。
日々の食事に積極的に取り入れていきましょう。