5月の食事のお話|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

〒664-0873兵庫県伊丹市野間4丁目5番21号
072-768-7560
ネット予約
ヘッダー画像

ブログ

5月の食事のお話|むこきたクリニック|伊丹市野間の内科・糖尿病内科

5月の食事のお話

5月の季節の食事

2025/5/7                                                 *むこ栄養だより

                             

 

GWも終わり皆様、いかがお過ごしでしょうか?今年のGWはお天気もよくお出かけに最高でしたね。

この新緑の季節気持ちいい季節です。

一方五月病といわれるように体調不良が起きやすい時でもあります。

こんな時こそバランスのとれたお食事で乗り越えましょう。

体は自分達が食べたものからできています。食事は本当に大切です。

私たち栄養士はこのブログからも発信させていただいています。

今回は毎年厚生労働省から日本人の食事摂取基準が発表され必要なエネルギー、栄養素の必要量が発表されます。

▼主な変更点・特徴

・骨粗鬆症とエネルギー・栄養素との関連についての新たな解説

・食物繊維の測定法変更に関する注意

・鉄の耐容上限量が削除

以上3つが主な点です。

特にその中で今回は食物繊維についてお伝えしたいと思います。

以前よりこのブログでもお伝えして参りましたが、お野菜は私たちにとって大変大事な食品です。

それが、野菜は主食(ごはん、パン、麺類等)主菜(肉、魚、卵大豆製品等)に比べてメインにならないのでお料理を作る時に取り入れにくいですよね。けれどもこの野菜が健康に大切なんです!

厚生労働省でも以下のように今回提案しております。

⚫ 指標設定の基本的な考え方

  • 食物繊維は摂取不足が生活習慣病の発症に関連するという報告が多いことから、目標量を設定。

⚫ 目標量の策定方法

  • 少なくとも 1日当たり2529gの食物繊維の摂取が、様々な生活習慣病のリスク低下に寄与すると報告されているが、 食物繊維摂取量と生活習慣病リスクとの間に明らかな閾値は存在しない。

WHOのガイドラインなどを踏まえて、 少なくとも1日当たり25gの食物繊維を摂取した方が良いと考えられ、この値と日本人の摂取量との中間値を参照値と した上で、目標量を算定。

<今後の課題>

  • 食物繊維摂取量推定における 、食物繊維測定法変更の影響を明らかにする必要がある。あるいは、新規測定法を用い た研究の実施 ・集積が必要である

以上となります。

なんだか難しい言葉ばかりで違和感を感じますね。

今までも食物繊維は必要とされておりました。2025年以前は推奨量20gとされていましたのが5g多めに取りましょう。ということです。

では、具体的に食物繊維25gはどのくらいでしょうか?

 

 

野菜だけだと

  

 

  • キャベツ:1.1玉        
  • ブロッコリー:1.9
  • 玉ねぎ:8.3個  

 

25gとるとなるとなかなか大変ですね💦

食物繊維は野菜だけでなく主食、大豆製品、果物等にも多く含まれています

  • 納豆1パック:3g
  • ごはん1善(150g):2.3g→1日3善だと6.9g
  • バナナ1本:1.1

などです。

朝ごはんにお味噌汁を具沢山(大根、ニンジン等々)とごはん、納豆、食後にバナナこれで約12.6g食物繊維が取れます。推奨量の半分が朝ごはんで取れますね。

バランスの取れたお食事。とはこんな感じになります。

もし、難しいな?と思ったら私たち栄養士に是非お尋ね下さいね。

お待ちしております。